だいぶ更新をしておらず、失礼しています。
春から雨のシーズンになりましたが、
この時期は緑がぐーんと力強くて、いたるところの植物を見るのが楽しいですね。
緑パワー炸裂の素敵なベストシーズンに国有原生林、尾瀬にOさんと行ってきました。
行きがてら、Oさんの母サマのお知り合いが、尾瀬で肋骨を折った。という話を聞き、
「どんだけはしゃいじゃったんだ、その人っ・・」と笑っていましたが、
いや本当、、肋骨を折らずに無事帰ってこれたのが奇跡に感じるくらい
なかなかハードな旅となってしまいました。。
夜行バスをつかった日帰りフリーツアーで、朝5:30から、地図を片手に、
鳩待峠から尾瀬ヶ原の湿原、尾瀬沼をぐるっと周って、鳩待峠に戻るというルートを歩き始めました。
尾瀬ヶ原の湿原は、この世じゃないみたいな空気と植物と水が創る景色が延々と広がっていて
音といえばホトトギスやカッコウや蛙の鳴き声がひびいているだけだし、
ホントに素敵な場所で、歩いているだけで指先から体中になんともいえんパワーみたいなものが入ってきて、すごい幸福感みたいなものを感じちゃうような場所でしたので、
写真を撮ったり、立ち止まって耳をすましたり、楽しみながら進んでいました。

しかし、
3時間ほど歩いた途中の見晴十字路という小屋のある地点で、
喫茶店に立ち寄って、地図(おおよそ歩くのにかかる時間も書いてある)
をよくよくみていたところ、行こうとしているルートでは、帰りのバスの時間に
ぜーんぜん間に合わないことが発覚したのでした。
そこで、尾瀬沼へ行くのは断念し、見晴十字路から富士見峠という地点へショートカットするルート
(それでも結構ギリギリな時間)を進もうということになったのですが、
それが尾瀬との戦いの始まりだったのでした。

尾瀬、というとミズバショウ咲き乱れる湿原に木の板の道が渡っている光景を思い出されると思いますが、
かくゆう私も、そんなボンヤリしたイメージのみで、尾瀬をナメにナメており、
トレッキングシューズでもウォーキングシューズでもない、ただのコンバースで行ってしまったのですが、
その富士見峠への道は・・ピッケルやロープをも必要ではないかという大変な山道だったのでした。
まず、今まであった木の板の道はなくなって、人が踏み固めただけの獣道のような道に変わり、
またあまり進む人のいないルートのせいか、大木とかが平気で道に倒れていたりするのです。
そして登り道のため、日ごろの運動不足も加わり、息切れ切れになる訳です。
さらに高地のためか、登るに従い、6月だというに残雪が目立ち始め、
さらには、1mくらい(それ以上?)積もった雪が出現しだし、ただでさえわかりにくい獣道を完全に消してしまうのでした。。

(この時はけれど、写真を撮る余裕があったんだなぁ・・)
そうなると登山の場合、木にくくられたピンクや赤のリボンを目印に進むことになるのですが、
そのリボンも雪とかで落ちていてすごく見つけにくく、しまいには
一度完全に見失ってしまったのでした。
その時は、二人の頭に 遭難 という文字がシャレでなく浮かび、
合ってないような気がする道を無理やり信じて進んだりして、
でもリボンが全然見つけられずに、気持ちが切れて笑いだして、
そのまま泣いちゃいたいくらいになって、
ホントに携帯が圏外なことが怖くて、カロリーメイトをバスに
置いてきてしまったことやペットボトルの水を飲みきってしまっていることを後悔したのですが
少し引き返してみたら、(超わかりにくい感じに)リボンをようやく見つけることができて、
「チキショー!山!尾瀬!」と不安を怒りに変えて、そして安堵したのでした。
しかしその後も尾瀬は妥協なく攻めてきて、これ雪なかったら滝あるんじゃない?という崖みたいなところを
滑らないように四つん這いになって進んだり、雪の重みでしなっている木の枝に叩かれたりしながら登り、
3時間半ほどかけて、ようやくようやく富士見峠にたどりつくことができたのでした。

(コンバースはよく滑りました・・。よくコケた・・。)
富士見峠の小屋のなんでもないかけうどんがめちゃくちゃ美味しかったです。
そして感動的なことが待っていて、
Oさんが指差した太陽を見上げると、頑張った私たちを讃えてくれるかのように、
丸い虹が太陽を中心に掛かってたのでした。

尾瀬に行こう!という話になったとき、森林に癒されに!という目的だったのに
とんだ戦いになってしまって、大変な大変な行程でしたが、
(無事だったから言えることですが、、)良い旅でした。
結局尾瀬沼のほうにまでは行けなかったので、また機会を作って、
今度はちゃんとした登山ルックで武装して尾瀬に挑みたいなーと思います。
(それで、結局早朝から9時間くらいほぼ歩き続けたので、どれだけ筋肉痛になるんだろうとビクビクしてましたが、
翌日少しだるかったくらいで、結構平気だったのが不思議でした。
溢れるほどのマイナスイオンを浴びてたせいかもです。尾瀬最高です!こわいけど。笑)